ふとんの買い替え時
睡眠の質を上げたいので寝具を見直したいと言われる方が増えています。まずはご自分の寝具がどのような状態かを知ることから始められるといいと思います。
敷マットレスや敷ふとんは何年お使いでしょうか。寝具は毎日使うものなので、例えばへたりがあってもあまり変化に気づきにくいのです。同じ商品の新しいものと比べてみて「え~こんなに違うの!」という事がよくあります。
とにかく生地はなかなか破れないし、中の状態は見えないので替え時も難しいのです。羽毛ふとんは最近「羽毛診断士」による中身をチェックする方法が少しずつ定着してきて、リフォームやクリーニングにつながることもありますが、マットレスや敷ふとんは中を開けることがなくわかりづらいと思います。
気になることがあれば、当店で購入されてなくても持ってきていただけると、状態をアドバイスすることが出来ます。薄いからと言って使えないわけじゃない事もありますし、厚さは変わらなくてもウレタンがかなり劣化していることもあります。そんな状態はわかりますので「替え時」を知るためにもお持ちになっていただくといいかと思います。実際一式持ってこられる方も結構おられます。
また、重要なのは「朝起きた時に腰が痛い、肩が痛い、首が痛い」などの時には、病気が原因でない限り、かなりの確率で枕とマットレス、枕と敷ふとんの状態が悪いことが多いです。腰にいいというマットレスだからとか、肩こりがなくなる枕ということで購入される方も多いと思いますし、実際当店でも謳い文句にそんな言葉が並んでいるものもあります。
ですが、何度も書いていると思いますがここが一番難しところです。年齢も性別も体型も違う中で、同じ布団がみんな合うわけがありません。そこがぜひ来店していただきたいところです。体感と、納得できる根拠があることが大切です。値段が高いから寝れるというもおでもありません。それを体験していただけると自分で寝具も選びやすくなると思います。
「買う」というよりまずは「知る」事をしていただける店でありたいと思います。