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最近、お父様やお母様が施設に入られ「長い時間ベッドで過ごす」のに快適な寝具をとのご相談が続いています。
長い時間を過ごすので、背中の部分は特に不満が無いようにしたいですね。

施設内は空調が整備されていて快適な温度により近づけておられると思います。
ですが、体型や体調などによって、体感温度は変わりますので、その感じ方に応じて寝具を変えることが大切です。

まずはベッドに敷パッドなどは敷かれているでしょうか。ベッドマットレスに直接寝る、ベッドマットレスの上にもう一枚敷布団を敷く、マットレスに敷パッドを敷く、敷パッドも厚めのものから機能を重視するものまでさまざまです。蒸れる状態を作らない事は本当に大切な事です。

もうひとつ、寝具の汚れが気になる方も多くおられるのではないかと思います。そこで防水シーツが必要となるのですが、防水シーツは蒸れやすいものが多く、幅も足らなかったりします。寝具専門店では蒸れない寝心地の面から考えたシーツがあります、表面の触り心地がパイルのものもあり、気持ちよく防水機能があります。
敷の環境がとても大事なのでしっかり選んでくださいね。

また、掛けに関しては、一番の寝心地でいうと「まわたふとん」です。ですが、頻繁に洗うようなら洗濯がしやすいものがいいかもしれませんね。今の時期なら洗えるタイプの肌ふとんかタオルケット、ガーゼケットなどがいいと思いますが、これもそれぞれ機能があります。タオルケットと言っても厚さ、織り方、素材、質でかなり変わってきます。

状況をお伝えいただき、その中でベストと思われるご提案をさせていただきます。
ご自宅ではない施設でお過ごしになる時間、リラックスできる環境を寝具から整えてみられてはどうでしょうか。












先日、滋賀県の近江まで麻工場の見学に行ってきました。
これからの季節に最適な麻の寝具を作る工程を知ることでよりお客さまに麻の良さを知っていただくためです。

毎年麻の敷パットは、べとつかないという事で人気ですが、実は私自身あまり麻についての魅力がわかっていませんでした。夏に麻の商品をお求めにご来店されても、しっかりと良さや他商品との違いをお伝えできておりませんでした。

しかし、麻工場の見学は「今までどうしてもっときちんと取り組んで来なかったか」と後悔するほど魅力的でした。



麻の種類は大きく分けて2つ。「リネン」と「ラミー」です。
リネンはお洋服や手触りのよいカバーなどによく使われています。繊維が細く、短いので糸にするにも手間がかかっています。
一方、ラミーは寝具によく使われています。繊維は太く長いので、天然繊維の中で最も強く、更に涼感があります。


手作業でしぼを作っています。とても細かい作業です。職人さんの技です。同じようにシボが作られていきます。


水は重要です。きれいな水だからできる麻の色合い。


これは作業の一部の写真です。本当は動画をたくさん撮影してきましたのでお見せしたいところですが・・・とにかく作業工程一つ一つに手間がかかっていて、分業で地域の中で協力しながら麻の商品が完成していくことがわかりました。
東京西川の麻の商品は、ひと手間が違います。これは当店でぜひご体験ください。



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